製法へのこだわり

ジャージ一乳を新鮮なうちに加工するために、
蒜山集落のおよそ中程MOUNTAIN MOUNTAINの作業場はあります。
絞って2日以内には練乳へと加工して行くので、とてもフレッシュ。
だから、風味も豊かで自然な甘みを出すことができるのです。

練乳作りはいたって、シンプル。新鮮な牛乳の水分を飛ばして、より濃縮牛乳に仕立てます。
その後、お砂糖を加えて、じっくり、じっくり、手練りで優しく火にかけながら練り上げます。
この手練りのスピード、火加減、湿度、時間を常に一定で行うことが
滑らかな舌触りと、自然な甘みを生み出すための大切な工程です。

完全に手業なので、寒い日、暑い日、環境によって火入れの加減や手練りの
スピードなどの微妙な加減はかわります。ここは、全てプロの手仕事です。
滑らかで豊かなコクと、 優しい自然の甘みは深い味わいでありながらも、
大人でもつい一口食べたくなるような、不思議と後味があっさりとした、新感覚の味わいです。

新鮮なものほど、自然の味がする。
眞山氏が少年時代に飲んだしぼりたての牛乳の味を再現すべく、
無駄を入れない＝手間を惜しまず、無添加で仕上げた練乳です。

MOUNTAIN MOUNTAINの練乳作りは、シンプルだけれど、ごまかしがきかないことばかり。
こちらが焦りを感じたり、よそ見するとうまく行きません。
真っ直ぐ向き合えば、真っ直ぐに答えてくれる。それはまるで子供との対話、子育てにそっくりです。
ほんのり優しい、コク深い味わいは、一つ一つ愛情込めて手仕事で仕上げるからこその
優しさという風味でもあります。ぜひ一度味わってみてください。